市では、天草のキリシタンに関する歴史・文化をわかりやすく紹介するため、２種類の映像を新たに制作しました。

　１つ目は、「時代（とき）を超えた祈りの物語～天草キリシタン史～」。この映像では、天草にキリスト教が伝来してから、弾圧、潜伏の歴史を経て、﨑津集落が世界文化遺産に登録されるまでを描いています。ナレーション（日本語版・英語版）は、テレビなどでお馴染みの日本文学研究者・ロバート・キャンベルさんです。天草キリシタン館（船之尾町）と天草ロザリオ館（天草町）で放映しています。

　２つ目は、「海を渡ったヴァージナルと活版印刷機～天草の南蛮文化の伝来・展開～」。天正遣欧使節の４人の少年がヨーロッパに至るまでの道のりをたどりながら、彼らが日本、そして天草にもたらしたものを紹介しています。これは、天草コレジヨ館（河浦町）で見ることができます。

　今回の映像制作にあたっては、特別な許可を得て、バチカンのサンピエトロ聖堂や図書館、イタリアのソンチーノ印刷博物館、ポルトガルのエヴォラ大聖堂のほか、国内では﨑津教会や大浦天主堂など、さまざまな場所で撮影を行っています。また、日本語、英語、韓国語、中国語（繁体字・簡体字）の多言語で制作しました。

資料館にお出かけの際は、天草やヨーロッパなどの美しい風景、史跡などを撮影した貴重な映像をぜひご覧ください。

※YouTubeで見ることができるPR映像はこちら（外部リンク）

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    降雪の中、わずかな晴れ間を狙っての撮影

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    海辺でのヴァージナルの撮影